1996-12-16 第139回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
ロシアのアジア部分をとればかなり比率は高くなるんですけれども、ロシアの欧州との関係といった点を考えながら相対的に見ますとアジア太平洋地域と強固なつながりがある、他のメンバーに比べてよりアジア太平洋とのつながりが強固であるということは数量的には必ずしも言えないということが現状でございます。 したがいまして、こういった点をどう考えていくか。
ロシアのアジア部分をとればかなり比率は高くなるんですけれども、ロシアの欧州との関係といった点を考えながら相対的に見ますとアジア太平洋地域と強固なつながりがある、他のメンバーに比べてよりアジア太平洋とのつながりが強固であるということは数量的には必ずしも言えないということが現状でございます。 したがいまして、こういった点をどう考えていくか。
○猪口参考人 ポスト冷戦とおっしゃいましたけれども、アジア部分においてはいまだ状況が不安定であり、そういう状況についての分析の仕方とか認識の仕方ということについても意見の対立というのはあり得ると思います。
ただその場合でも、確かに核については縮小傾向にございますが、先ほど御発言ございましたとおり、ヨーロッパ部分からアジア部分に変わっております。しかも、将来これから刻一刻不透明になってまいります。ただ、ソ連だけではなしに、中国の軍事費は増加しております。北朝鮮もふえております。世界で軍事費が減っているのはアメリカとドイツだけでございます。あとは少しあるいはかなり多くふえている状況でございます。
○竹内(勝)委員 さらに防衛庁にお伺いしておきたいのですが、そこで触れておるのは、ソ連は自国領土のアジア部分で核運搬手段の数量をふやしていない、それから一九九一年までに約束どおりソ連東部の兵力は二十万人削減された、あるいは極東の地上軍は十二個師団削減された云々と述べられたわけでございますけれども、これはどうとらえておりますか。
そのほか、五十万人削減全体、そのアジア部分につきましてどの程度の実際の削減が行われたかということ、それからその兵器、装備がその後どうなっているかということについては、今のところ必ずしも我々も情報をつかんでおりません。